米原油先物は小幅安、米原油在庫が予想以上に増加

［東京　２５日　ロイター］ - アジア時間の米原油先物は小幅に下落。米原油在庫が予想以上に増加し、新型コロナウイルスのワクチン開発を巡る期待感を背景にした上昇が一服している。

００３５ＧＭＴ（日本時間午前９時３５分）時点で、米ＷＴＩ原油先物CLc1>は０．１４ドル（０．３％）安の１バレル＝４４．７７ドル。前日は４％超値上がりしていた。

北海ブレント先物はまだ取引が開始されていない。前日は約４％高だった。

ＷＴＩ先物とブレント先物は２４日、ワクチンへの期待などからともに３月初め以来の高値を付けた。

しかし、米石油協会（ＡＰＩ）が２４日公表した週間統計によると、２０日時点の国内原油在庫は、前週比３８０万バレル増の約４億９０００万バレルと、ロイターがまとめたアナリスト予想（１２万７０００バレル増）を大きく上回る増加となった。