- 2026/08/05 11:00 掲載
ソフトバンクの第1四半期決算、全セグメント増収で売上1.8兆円超 クラウド・AIが牽引
クラウド・AI事業やPayPayなどのファイナンス事業が業績を牽引
業績拡大を最も力強く牽引したのが、クラウドおよびAI領域の事業である。 同領域の売上高は前年同期比31.0%増の771億円に達した。 AIデータセンターの稼働が売上の基盤として寄与しており、計算リソース貸出の最低利益率は30%に設定されている。 加えて、AIを活用してサイバー攻撃を防衛するサービス「Patching as a Service」の提供が本格化している。 同サービスの有料契約数はすでに3桁に到達しており、現在約3000社との間で商談が進行している。 決算発表の場で宮川潤一社長は「まだまだこんなもんじゃない」と発言し、これまで先行して実施してきたAI領域への積極的な投資が明確な収穫期に入ったことを説明した。
また、PayPayを中心とするファイナンス事業も全体の業績に大きく貢献。 キャッシュレス決済の普及を背景にして同事業の収益貢献度が急速に高まっていることが明らかになった。 さらに、法人向けのエンタープライズ事業においても企業のデジタル化需要を的確に取り込んでおり、通信事業以外の多角化された領域が企業の成長を支える重要な柱となっている。
2027年3月期の通期業績見通しについては、売上高7兆5000億円(前期比7%増)、純利益5600億円(同2%増)とする期初の予想をそのまま据え置いた。 今後はスマートフォン契約プランの値上げ効果が段階的に浸透していく計画であり、既存の通信事業から成長分野であるクラウド・AI領域に至るまで、全5事業が年間を通じて堅調に推移することが見込まれている。
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