- 2020/11/25 掲載
東京株、連日のバブル後高値=米株上昇好感、一時500円超高
25日の東京株式市場では前日の米ダウ工業株30種平均の史上最高値更新が好感され、日経平均株価の上げ幅が一時前日比500円を超えた。最近の株価急上昇への警戒感もあり、終値は131円27銭高の2万6296円86銭と伸び悩んだが、前日に続いてバブル崩壊後の1991年5月以来となる最高値を更新した。
24日の米ダウ急伸を受けて、東京市場では電子部品や自動車など海外景気に業績が影響されやすい業種を中心に値上がり。新型コロナウイルスのワクチン開発への期待に加え、バイデン次期米大統領への政権移行が円滑に進むとの見方も株価上昇を後押しした。
ただ、25日午後に東京都が飲食店へ営業時間短縮を要請すると決めたことが伝わると、当面の利益を確保する売りが増加して日経平均の上げ幅は急速に縮小した。市場関係者は「当面は米国など海外の株価と国内のコロナ感染対策に左右される不安定な相場が続く」(銀行系証券)とみている。
【時事通信社】
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