- 2020/11/26 掲載
京阪電鉄が法定期間3年超過=検査不備、架線断線で判明
京阪電鉄は26日、京都府と滋賀県を結ぶ大津線で配電盤などの地上設備に検査不備が見つかったと発表した。9日の架線断線を受けた緊急点検で判明。法令上定められた検査期間を約3年過ぎていたケースもあり、同社は「ご迷惑をおかけし深くおわび申し上げる」と陳謝した上で、再発防止に向けてチェック体制や社員教育を見直すとしている。
法定検査期間を超過していたのは、大津線の配電盤や制御盤、架線関連を含む18の電気設備。2015年に法令改正があり、1~2年ごとの検査が義務付けられたが、周知されないまま改正前の法令に基づき5年ごとに検査していた設備が見つかった。
今月9日に大津市の追分駅近くで架線が断線したため、調べたところ、法令改正に伴う社内規定を変更し忘れていた。20年4月に内規を変更したが、点検した結果、断線以外のトラブルは見つかっていない。
【時事通信社】
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