- 2020/11/27 掲載
独、21年は1800億ユーロ近く借り入れ コロナ対策で倍増
複数の議員が27日、ロイターに明らかにした。
議会の予算委員会が17時間にわたる協議の末、27日未明に合意に達した。新規の借入額(ネットベース)としては、戦後2番目の高水準という。
緑の党のある議員は「新規の借り入れは適切だ。この危機を貯蓄で乗り切ることはできない」と述べた。
2021年の新規の借入額は1798億2000万ユーロとする計画。ショルツ財務相が9月に示した960億ユーロを大きく上回る。
ドイツ政府は、新型コロナウイルスの流行を受けて、前例のない様々な支援策を導入。財源を確保するため、借り入れが必要になった。
議会は今年、債務ブレーキ制度を停止。支援策の財源を確保するため、ネットベースで最大2180億ユーロの新規の借り入れが可能になったが、連立政権関係者によると、全額が必要になる可能性は低い。
ドイツ政府は2020年の経済成長率(営業日数調整後)をマイナス5.9%、2021年をプラス4.4%と予測している。
メルケル首相と州首相は25日、部分的なロックダウン(都市封鎖)措置を少なくとも12月20日まで延長・強化すると発表。バー、レストラン、ジム、娯楽施設などの閉鎖が続く。
今月2日以降に閉鎖を余儀なくされている企業への金融支援も延長する。
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