コロナ対策、年度末の期限延長へ＝６カ月軸に資金繰り支援―日銀

日銀が、新型コロナウイルス対策の柱である企業の資金繰り支援策について、来年３月末の期限を延長する方向で検討に入ることが２７日、分かった。コロナ禍は再拡大の様相を強めており、支援を打ち切れば、企業金融に支障が出る恐れがあるため。６カ月程度を軸に再延長を検討し、早ければ来月１７、１８日の金融政策決定会合で決める。

日銀は今年３月、コロナ対策として企業金融支援策を決定。５月には無利子・無担保融資を実施した金融機関に金利０％で資金供給する新たな制度も創設した。コロナ収束が見通せなくなったこともあり、９月末だった期限をいったん来年３月末に延長した。来月８日にも追加経済対策を策定し、一段の支援拡充を目指す政府とも歩調を合わせる。

【時事通信社】