- 2020/11/30 掲載
中国製造業PMI、11月は52.1に上昇 約3年ぶりの高水準
11月製造業PMIは景況拡大と悪化の分岐点である50を引き続き上回った。市場予想の51.5も上回った。
中国の工業部門はコロナ禍で先送りされていた需要や景気支援策がけん引するインフラ増強、底堅い輸出によって着実な回復を続けている。ただ、主要な貿易相手国でのコロナ感染再拡大やロックダウン(封鎖措置)再導入が、中国の輸出品への需要を圧迫する可能性がある。
11月の新規輸出受注を示すサブ指数は51.5で、10月の51.0から上昇。
貿易統計や生産者物価指数(PPI)などの指標は工業部門の今後の回復継続を示す内容となっている。
小規模企業の動向を示すサブ指数は50.1となり、10月の49.4から改善した。
11月はアリババ・グループ・ホールディングが11日の「独身の日」に合わせて行う恒例のネット通販セールがあり、堅調な結果となったことから中小企業の景況感を押し上げた。
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