• 2020/12/01 掲載

債券市場の機能度DI、11月は-25 価格や取引ロットで改善=日銀

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
[東京 1日 ロイター] - 日銀が1日発表した「債券市場サーベイ」の11月調査によると、債券市場の機能度に対する市場参加者の見方を示す機能度判断DIはマイナス25となった。前回8月調査から2ポイント改善し2015年11月以来の水準まで回復したものの、依然マイナス圏での推移が続いている。一方、国債増発や米大統領選といった不透明要因を無難に通過したことで、取引価格や取引ロットの判断DIが大幅に改善した。

機能度判断DIの「3カ月前と比べた変化」はプラス3で前回のプラス19から低下した。半面で、おおむね意図した価格で取引できているかを示す「価格アベイラビリティ」判断DIは前回のプラス24からプラス43に改善して15年8月調査以来の水準となったほか、参加者がおおむね意図した取引ロットで取引できているかを示す「ロット・アベイラビリティ」判断DIは前回のプラス25からプラス37に上昇して過去最高となった。

調査は11月5日から11日にかけて、日銀の国債売買オペ先や大手機関投資家など70社を対象に行った。機能度判断DIは機能度が「高い」と答えた割合から「低い」と答えた割合を差し引いた数字で、マイナスの数字が大きければ大きいほど市場機能が低下していると判断している市場参加者が多いことを意味する。

長期金利(新発10年国債利回り)の先行き見通しの中央値は、20年度末が0.03%(前回0.04%)21年度末が0.05%(同0.05%)、22年度末が0.10%(同0.06%)。先行き見通しで0.10%が出てくるのは19年5月調査以来だが、日銀担当者は「大きな変化が生じているとはみていない」と話している。

30年債利回りでは、足元の上昇を受けて先行き見通しの中央値が上方シフトした。20年度末が0.65%(前回0.57%)、21年度末が0.68%(同0.60%)、22年度末が0.70%(同0.65%)となった。

(和田崇彦)

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます