- 2020/12/02 掲載
ドイツ小売売上高指数、10月は前月比+2.6% 予想以上の好転
ドイツでは11月2日以降、飲食店や娯楽施設などが営業停止となる一方、学校や工場、小売店は社会的距離の維持を条件として営業を継続している。
前年比では8.2%の大幅上昇となり、予想の5.9%上昇を上回った。
食料品や家具、家電への需要が特に強かった。消費者の購買行動の変化により、ネット通販も好調だった。一方、衣服や靴の小売店は苦戦した。
オックスフォード・エコノミクスのエコノミスト、オリバー・ラカウ氏は、食料品の売り上げが堅調だった背景には、ロックダウンの再導入を見越した買いだめの動きがあると指摘。11月も生活必需品以外の売り上げは低迷する可能性が高いが、オンラインの売上高は好調が続くとの見方を示した。
ドイツで新型コロナの流行が始まる前の2月と比べると、10月の小売売上高指数は5.9%上昇。小売セクターはすでにコロナ危機を脱していることを示している。
9月分は1.9%低下に上方修正された。
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