- 2020/12/09 掲載
三菱重工、独シーメンス・ガメサ売却意向を打診との報道否定
7日付スペイン紙エクスパンシオンは複数の金融筋の話として、三菱重工と上海電気がシーメンス・ガメサ売却の意向を見積もるため、シーメンス・エナジーにアプローチしたと伝えていた。協議は極めて初期的な段階としている。
三菱重工は「報道されたような交渉は一切行っていない。われわれの風力発電戦略は既に発表している通りだ」と表明した。同社は、シーメンス・ガメサの最大のライバルであるベスタスとの協力深化も指摘した。
三菱重工は最近、洋上風力発電の合弁会社MHIベスタスの持ち株50%相当をベスタスに売却し、代わりにベスタスの株式の2.5%を得て同社取締役会にも1人を送っている。
シーメンス・エナジーはコメントを拒んだ。同社はドイツの複合企業シーメンスから分離独立した企業で、シーメンス・ガメサの株式の67%を保有している。シーメンス・エナジーは先月、この保有比率を変える計画は今はないと改めて表明していた。
上海電気はコメント要請に応じていない。
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