- 2020/12/11 掲載
クレディセゾン、シンガポール子会社におけるインパクト投資事業の開始
インパクト投資とは、経済的リターンだけではなく、社会的および環境的インパクトと両立させることを目標とする投資として、2019年末時点で世界規模(投資残高)は約7,150億ドルと推定され、今後の拡大も見込まれています。また、2030年までにSDGsを達成するには、年間5兆ドルから7兆ドルの投資が必要と推定されており、今後途上国全体で年間約2.5兆ドルの資金が不足していると言われる中、このギャップを埋めるためにも期待されています。
当社は、中期経営ビジョンに「アジアにおいて他にないファイナンスカンパニー」を掲げ、グローバル事業を将来の収益基盤の柱として位置づけ、成長著しいアジア圏内において、台頭する中間層に対するファイナンシャル・インクルージョンの取り組みを推進しております。今後の中長期的な拡大に向けて、人材・情報・資金が集まりやすくアクセスの利便性も高いシンガポールを拠点に、自己資金に加えてインパクト投資を志向する投資家の資金を最大限に活かして繋げる事業モデルを目指し、金融サービスを十分に享受できていないアンダーサーブド層の人々や中小零細企業へ金融サービスを提供する新興市場の金融機関への貸付資金提供のためのプライベート・デット(融資)での投資を実行いたします。これにより、「マイクロファイナンスを含む金融サービスの確保」(ゴール 1.4)や「金融サービスへのアクセスの改善」(ゴール 8.3)を中心としたSDGsの目標達成にも貢献できるよう取り組んでまいります。
今後もセゾンキャピタルを通じて、アジア圏内を中心に、インパクト投資のほか、Fintech関連、決済関連、ファイナンス関連分野の独創的・革新的な技術・サービスを持つ有望なスタートアップへの投融資の推進に取り組み、ファイナンシャル・インクルージョンの実現に寄与すると共に、持続可能な社会の実現に向けて挑戦を続けてまいります。
■セゾンキャピタル概要
会社名:Saison Capital Pte. Ltd.
所在地:シンガポール
設立:2019年6月
株主構成:当社100%
■インパクト投資方針
エリア:東南アジアを中心とした新興市場
事業領域:金融機関(Fintechを含む)
分類:プライベート・デット(融資)
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