- 2020/12/11 掲載
三井住友海上、Carro社との「自動車関連ビジネス」に関する業務提携について発表
Carro社は、オンライン上の自動車販売に加えて、独自のアルゴリズムを用いた買取査定や融資を行っており、自動車関連ビジネスのエコシステム構築に成功している有力なスタートアップ企業です。また、シンガポールで成功したノウハウをインドネシア、マレーシア、タイで展開するなど、順調に事業を拡大しています。
三井住友海上は、ASEAN10ヵ国で元受事業を展開しているネットワークを活用し、今後、ASEAN域内において、Carro社と新たな自動車保険の開発や自動車ビジネスの創出に向けた実証実験や共同研究を実施します。これらの取組を通じて、オンライン上での自動車関連ビジネスやオペレーションに関するノウハウを蓄積し、グローバルベースで商品・サービスの開発や新たなビジネスモデル構築を目指します。
1.業務提携の背景・目的
Carro社は、2015年より、オンライン中古車取引事業をメインに融資、保険等を扱うほか、定額制レンタカー、カーサブスクリプション、修理サービス、ロードアシスタンスサービス等に事業を拡大し、実店舗とオンラインサービスを融合した独自の「自動車関連ビジネスエコシステム」を形成しています。
MS&ADグループは、米国シリコンバレーに設立したコーポレートベンチャーキャピタル「MS&AD Ventures」を通じて、新たなビジネスをグローバルに共創できる海外スタートアップへの出資および提携を推進してきました。
今回、こうした活動を通じて、三井住友海上はオンライン上での「自動車関連ビジネスエコシステム」の構築で先行するCarro社と提携することで、お客さま体験価値の向上に資するノウハウを収集し、自動車保険の新たなビジネスモデル構築を目指します。これにより、MS&ADグループのデジタライゼーションを加速させ、お客さま体験価値の向上とビジネス全体の変革につなげます。
2.主な業務提携の内容
(1)ASEAN域内における自動車保険ビジネス展開
(2)自動車保険とファイナンスとの一体型商品販売の検討
(3)優れたデジタルカスタマーエクスペリエンスの実現
(4)Carro社の修理工場ネットワークと三井住友海上の保険金支払いプロセスとの連携の検討
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