- 2020/12/18 掲載
英ファンド、最大3000億円投資へ=日本などで大型買収
英大手投資ファンドで欧州最大規模のペルミラは17日までに、日本を含むアジア全体で最大3000億円を投じて大型買収を目指す方針を明らかにした。新型コロナウイルス禍で企業の合併・買収(M&A)が加速するとみており、菅政権が力を入れるデジタル化など成長の見込める産業で投資機会を探る。
ペルミラの藤井良太郎日本代表は取材に対し、今後約3年で「日本を含むアジアに2000億~3000億円を投資したい」と表明。コロナ危機と株価高騰で大企業やその事業部門のM&Aが増えるとみて、銀行融資を使った方法により「数千億円規模の買収であれば(ペルミラ)1社で十分対応できる」と強調した。
新型コロナの影響で外食や旅行業界は苦境に陥ったが、運輸・サービスなど幅広い産業で需要喚起に向けたデジタル化が加速している。藤井氏は、電話注文や紙作業がデジタル化することで「古い業界こそ大きく変化できる」と指摘し、投資で事業改革や成長を支えたい意向を示した。
【時事通信社】 〔写真説明〕インタビューに答える英投資ファンド「ペルミラ」の藤井良太郎日本代表=7日、東京都港区
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