- 2020/12/21 掲載
日経平均は続落、一時バブル後高値更新 感染拡大重しで伸び悩み
TOPIXは0.23%安で取引を終了。東証1部の売買代金は2兆0153億円だった。東証33業種中、空運業、その他製品、鉱業、不動産業など19業種が値下がり。半面、非鉄金属、倉庫・運輸関連業、鉄鋼など14業種は値上がりした。
市場では「クリスマス休暇を控え、今週は海外投資家の動きも鈍くなってくる。市場参加者が少ない中、日本株は高値圏にあり利益確定売りも出やすい相場環境だ。日経平均は2万7000円を前に上値が重い展開が続くのではないか」(野村証券のエクイティ・マーケット・ストラテジスト、澤田麻希氏)との意見が聞かれた。
また、米議会の与野党が新型コロナウイルス感染拡大に対応する9000億ドル規模の追加経済対策の策定で合意したと伝えられ、「これまで難航していた協議が決着し、一定程度相場の下支えとなったようだ。ただ、足元の感染状況への警戒感は高まっており、一段高となるような雰囲気は感じられない」(国内証券)という。
個別では、住友林業が大幅続伸し、連日の年初来高値を更新。1994年3月以来の高水準となった。米国の住宅関連指標が堅調だったことが引き続き好感され、米国で住宅分譲事業を手掛ける同社に買いが集まっている。
東証1部の騰落数は、値上がり842銘柄に対し、値下がりが1237銘柄、変わらずが105銘柄だった
日経平均
終値 26714.42 -48.97
寄り付き 26834.10
安値/高値 26533.63─26905.67
TOPIX
終値 1789.05 -4.19
寄り付き 1798.16
安値/高値 1779.10─1804.22
東証出来高(万株) 104210
東証売買代金(億円) 20153.32
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