西村再生相、賃上げ継続要請＝経済好循環で経済界に

西村康稔経済再生担当相は２４日、東京都内で開かれた経団連審議員会であいさつし、「経済の好循環を進めるマクロの視点から賃上げの流れの継続をお願いしたい」と述べた。菅義偉首相も４日の経済財政諮問会議で、同様の発言をしており、政府として改めて経済界に賃上げを要請した格好だ。

経団連は来年１月にまとめる２０２１年春闘の経営側方針に、賃上げのモメンタム（勢い）維持が望まれるとの考えを盛り込む見通し。経団連の中西宏明会長は今月１８日の諮問会議で、「持続的な生産性向上を実現していく中で、賃金引き上げのモメンタムが維持されるよう取り組んでいく」とする意見を出している。

【時事通信社】