- 2020/12/25 掲載
英EU、通商協定含む将来関係巡る交渉で合意 離脱後の混乱回避
[ロンドン/ブリュッセル 24日 ロイター] - 英国と欧州連合(EU)は24日、自由貿易協定(FTA)を含む将来の関係を巡る交渉で合意した。EUを離脱した英国が加盟国とほぼ同等に扱われる「移行期間」が12月31日に終了する前に合意にこぎつけたことで、離脱に伴う混乱が回避された。
欧州委員会のフォンデアライエン委員長は記者団に対し「長く、困難な道のりだったが、良好な合意が得られた。公平で、均衡が取れた合意だ。EUと英国の双方が行うべき正しく責任のあることだった」と述べた。
英国のジョンソン首相は「合意が得られた」とツイッターに投稿。両腕を上に上げ、勝利を表現する自身の写真も投稿した。
これに先立ち、英政府当局者は「合意が得られた。英国は財政、国境、法律、通商、漁業権のコントロールを取り戻した」としていた。当局者によると、合意には通商協定も含まれているもようだが、合意内容の詳細は現時点では発表されていない。
英EU協議の妥結を受け、英ポンドは対ドルで一時1.3620ドルまで上昇。その後は0.7%高の1.3591ドルとなっている。
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