- 2020/12/30 掲載
米上院、現金給付増額の採決に進まず 国防権限法案は30日再採決
下院は28日、トランプ大統領が拒否権を行使した国防権限法案のほか、トランプ氏が要求する現金給付の600ドルから2000ドルへの引き上げ関する法案を賛成多数で可決。上院はこの日再招集された。
トランプ氏はマコネル氏の上院での答弁後、上院は速やかに給付増額を可決しなければならないとツイートした。
マコネル氏はその後、給付増額に加え、トランプ氏が要求するソーシャルメディア企業の法的責任免除廃止や、11月の大統領選の結果を巡る調査実施を盛り込んだ法案を提出した。側近はこれについて、ホワイトハウスの要請を受けた手続き上の措置だと述べた。
民主党上院トップのシューマー院内総務は、同法案が成立する可能性はないとの見方を示した。
マコネル氏はこれより先、現金給付引き上げを単独で審議する代わりに、上院ではトランプ氏が主張する不正選挙疑惑やテクノロジー企業に対する制限という2つの課題とともに審議する可能性を示唆。「今週上院はこれら3つの優先課題に焦点を当てるプロセスを開始する」と述べていた。
マコネル氏は、下院が28日に可決した給付増額の単独法案についても上院の日程に加えた。
国防権限法案については、「米軍の勇敢な兵士のためにも失敗は許されない」とした上で「あすの投票でもう一度この法案を支持するよう、私の同僚に促したい」と述べた。
*新たな法案提出などを追加し、カテゴリーを変更して再送します。
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