- 2021/01/04 掲載
中国当局、プラットフォーム企業にフィンテック事業の調査要請
中国人民銀行(中央銀行)は27日、アリババ集団傘下の金融会社、アント・グループと会合を持ち、様々な問題点を指摘して、融資や消費者金融事業の改革を要請したと明らかにした。
銀保監会はインターネットに掲載した声明で、アントの問題は「同社固有のものではなく、ある程度普遍的なものだ」との見解を表明。
ネット上で小口融資、保険、富裕層向け資産運用、信託事業を行っているプラットフォーム企業に対し、内部調査のプロセスを加速するよう求め、当局による調査も近く行う意向を示した。
銀保監会は「フィンテックの急速な発展により、サイバーセキュリティー、市場独占、データ所有、消費者の権利保護などで問題が生じ、市場の公正性と金融安定に影響を及ぼしている」と説明。
「全ての金融活動は法律に則って全面的に規制される必要があり、許可の下で営業すべきだ」とした。
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