- 2021/01/06 掲載
英総合PMI、12月改定値は50.4へ上昇 回復は鈍い
サービス部門PMIは49.4と5カ月ぶりの低水準だった11月の47.6から改善したものの、依然として本格的な回復に至っていない。
速報値では総合PMIは50.7、サービスPMIは49.9となっており、いずれも下方改定された。
IHSマークイットのエコノミスト、ティム・ムーア氏は「英国のサービス部門は2020年第3・四半期の一時的に盛り返した後、再び低迷したことを12月のデータは示している」と指摘。「これは主に(新型コロナウイルスの)流行拡大で消費者向けサービスへの規制が強化されたことを反映している」と分析した。
英国では12月に新型コロナワクチンの接種が始まり、楽観的な見方が強まっている。事業見通しを示す指数は11月の5年ぶりの高水準付近にとどまっている。
ただ感染者の拡大に歯止めがかかっておらず、ムーア氏は「第1・四半期に経済状況が低迷し、消費が先送りされることをサービス業者は覚悟しなければならない」と述べた。
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