- 2021/01/19 掲載
朝日放送、社員を懲戒解雇=インサイダー取引の疑い
朝日放送グループホールディングスは19日、傘下の朝日放送テレビ(大阪市)が50代男性社員を同日付で懲戒解雇処分にしたと発表した。証券取引等監視委員会が15日、この社員がインサイダー取引を行ったとして、課徴金の納付命令を出すよう金融庁に勧告していた。
朝日放送テレビの山本晋也社長は19日、オンラインの記者会見で「関係者に多大なご迷惑をおかけしたことをおわびする」と謝罪。再発防止に向け、改めて社員教育を徹底すると説明した。ただ、社員の上司や担当役員の処分は「今の時点では考えていない」と述べた。
監視委によると、社員は朝日放送が認定放送持ち株会社に移行する際、会社分割を行うとの情報を番組制作会社社長に漏らし、上昇した朝日放送株で売却益を上げさせるなどした。
【時事通信社】
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