- 2021/01/20 掲載
東京株、反落=バイデン米新大統領の発言見極め
20日の東京株式市場は、高値警戒感から利益確定売りが優勢となり、日経平均株価は前日比110円20銭安の2万8523円26銭と反落した。バイデン米新大統領の就任式を目前に控え、「政策期待で株を買った投資家が、新政権発足前にいったん利益を確定する動きがあった」(銀行系証券)とみられ、バイデン氏の発言内容を見極めようとするムードが広がった。
昨年11月の大統領選でバイデン氏が当選して以来、経済対策への期待が高まり、日米の株価は上昇した。市場では「米国景気は回復の初期段階で、米国株は緩やかに上昇する公算が大きい。中国の需要の強さも日本の輸出企業の業績にプラスだ」(インベスコ・アセット・マネジメントの木下智夫氏)と強気な見方が多い。
ただ、一方で「大統領就任式が終われば目新しい手掛かり材料が減る」(中堅証券)と懸念する声もあった。
【時事通信社】
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