- 2021/01/21 掲載
日銀、成長率見通しを下方修正=貸出支援策を1年延長―大規模緩和は維持
日銀は21日、前日に続き金融政策決定会合を開き、長短金利操作を柱とする大規模な金融緩和の維持を決めた。併せて、「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)を公表。新型コロナウイルスをめぐる緊急事態宣言が11都府県に再発令されるなど厳しさを増す経済状況を踏まえ、2020年度の実質GDP(国内総生産)見通しを前年度比マイナス5.5%からマイナス5.6%に下方修正した。
また、コロナ禍にある企業の資金繰り支援に万全を期すため、企業への貸し出し増加を支援する資金供給策を1年間延長することも決めた。
昨年12月の会合で日銀は、国内の景気について「厳しい状態にあるが持ち直している」と判断。引き続き企業の資金繰りを支援するため、金融機関に対する有利な条件での資金供給や、企業が発行するコマーシャルペーパー(CP)と社債の買い取り枠拡大の期限を今年9月末まで半年延長した。
【時事通信社】
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