- 2021/01/28 掲載
三菱電機、「多用途搬送サービスロボットシステム」を開発
【開発の特長】
1.脱着型カート方式により、多様化する搬送需要に対応
・カート装着・非装着の各状態に応じた自律走行ロボットのセンシング制御により、多様な搬送サービスに対応するカートとロボットとの組み合わせが可能な脱着型カート方式を実現
・カートは搬送物に応じて設計変更が可能で、多様化する搬送需要に対応
・カート単体でも利用でき、据え置き利用やロボットを呼び出す前の収納作業が可能
2.センシングと管制システムの組み合わせにより、安全な自律走行を実現
・自律走行ロボットに搭載したLiDAR(※1)や3Dカメラなどの各種センサーが周囲の状況を認識し、人や障害物などを自動で回避。また、管制システムが走行指示や運行管理などを自動で行うことで、ロボットの最適な配車やロボット同士のすれ違いなど安全走行が可能
・管制システムが自律走行ロボットに搭載しているディスプレイ、スピーカー、ライティングなどのHMI(※2)機器を制御し、周囲の人への注意喚起を行うことで安全な自律走行を実現
※1 Light Detection And Ranging:対象物に光を照射し、反射光を検出して距離を測定するセンサー
※2 Human Machine Interface:ヒューマンマシンインターフェース
3.当社IoTプラットフォームに接続することで、自律的なビル内縦横移動が可能
・ロボットと当社が提供するスマートシティ・ビルIoTプラットフォーム「Ville-feuille(TM)(ヴィルフィーユ)(※3)」を接続することで、エレベーターや入退室管理システムなどの設備と連携
・ロボットの位置情報をもとに、「Ville-feuille(TM)」がエレベーターや入退室管理システムなどの施設内設備を制御し、自律的な施設内移動を実現
※3 クラウド上に蓄積したビル設備データの利活用を可能にする独自のスマートシティ・ビルIoTプラットフォーム
https://www.MitsubishiElectric.co.jp/smartbuilding/ville-feuille/
【今後の展開】
今後、病院や商業施設などにおける実証と実運用開発を進め、2021年度以降の製品化を目指します。また、屋外での利用など施設・用途を拡張した製品の開発も進めます。
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