- 2026/07/31 23:00 掲載
Anthropicの巨大データセンター建設へ150億ドル融資協議、グーグルが資金保証
グーグルが資金保証などでプロジェクトを支援
今回の巨額プロジェクト成立の背景には、グーグルによる多層的な金融およびインフラ支援がある。アンソロピックがリース契約や電力購入契約の支払義務を満たせなくなった場合に備え、グーグルが数十億ドル規模の財務保証を提供する。このバックストップ(保証)の対価として、グーグルはデータセンターおよび発電プロジェクトの株式約20%を取得する見通しとなっている。また、施設にはグーグルとブロードコムが共同設計したAI向け半導体「TPU(テンソル・プロセッシング・ユニット)」が導入される。このチップの調達については、銀行団からの融資とは別枠となるベンダーファイナンス契約を通じて資金が手当てされる。
AIモデルの開発競争が激化する中、最先端のモデル構築には膨大な計算リソースと電力が不可欠となっている。2026年10月に新規株式公開(IPO)を控えているとされるアンソロピックにとって、インフラの継続的な拡張は至上命題である。一方で、ギガワット規模の独立した発電資産やデータセンターを新興企業の資金力のみで建設することは難しい。今回のプロジェクトは、大手ハイパースケーラーの投資適格級の信用力を担保に活用し、ウォール街から巨額の負債を調達するという新たなファイナンス手法を採用している。需要が急増するAIインフラ投資において、テック大手と金融機関が連携してリスクを分散する事業モデルとして市場の関心を集めている。
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