• 2026/07/31 23:00 掲載

Anthropicの巨大データセンター建設へ150億ドル融資協議、グーグルが資金保証

グーグルが資金保証などでプロジェクトを支援

1
会員(無料)になると、いいね!でマイページに保存できます。
米人工知能(AI)開発スタートアップのアンソロピックとデータセンター開発会社のネクサス・データ・センターズが、テキサス州でのAIデータセンター建設に向け、モルガン・スタンレー主導の銀行団と150億ドル規模の融資協議を行っている。アルファベット傘下のグーグルが資金保証などでプロジェクトを支援する。
 複数の海外メディアなどの報道によると、モルガン・スタンレーを中心とする銀行シンジケートが、テキサス州ハバードに建設予定のアンソロピック向けAIキャンパスに対する巨額融資の協議を主導している。この施設はネクサス・データ・センターズが開発を担い、敷地内には1.6ギガワットの発電能力を持つ天然ガス火力発電所が併設される。テキサス州許認可当局(TDLR)の記録では、第1フェーズとして約49万平方フィート(約4万5000平方メートル)の施設建設が2026年1月から2027年10月にかけて予定されている。

 今回の巨額プロジェクト成立の背景には、グーグルによる多層的な金融およびインフラ支援がある。アンソロピックがリース契約や電力購入契約の支払義務を満たせなくなった場合に備え、グーグルが数十億ドル規模の財務保証を提供する。このバックストップ(保証)の対価として、グーグルはデータセンターおよび発電プロジェクトの株式約20%を取得する見通しとなっている。また、施設にはグーグルとブロードコムが共同設計したAI向け半導体「TPU(テンソル・プロセッシング・ユニット)」が導入される。このチップの調達については、銀行団からの融資とは別枠となるベンダーファイナンス契約を通じて資金が手当てされる。

画像
【図版付き記事はこちら】Anthropicの巨大データセンター建設へ150億ドル融資協議、Googleが資金保証(図版:ビジネス+IT)
 AIモデルの開発競争が激化する中、最先端のモデル構築には膨大な計算リソースと電力が不可欠となっている。2026年10月に新規株式公開(IPO)を控えているとされるアンソロピックにとって、インフラの継続的な拡張は至上命題である。一方で、ギガワット規模の独立した発電資産やデータセンターを新興企業の資金力のみで建設することは難しい。今回のプロジェクトは、大手ハイパースケーラーの投資適格級の信用力を担保に活用し、ウォール街から巨額の負債を調達するという新たなファイナンス手法を採用している。需要が急増するAIインフラ投資において、テック大手と金融機関が連携してリスクを分散する事業モデルとして市場の関心を集めている。

Googleで見つけやすく

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 1

会員(無料)になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

基本情報公開時のサンプル画像
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます

基本情報公開時のサンプル画像