- 2021/02/04 掲載
独ダイムラー、トラック部門スピンオフへ 高級車事業に専念
発表を受け、同社株は9%近く上昇した。
オーラ・ケレニウス最高経営責任者(CEO)は電話会議で「高級車専業の企業となり、この分野でリターンを追求する投資家にとって、さらに魅力が増す」と述べた。
「メルセデス・ベンツ」事業は、米電気自動車大手テスラの競合と見なされるようになり、やがて投資家の評価が高まるだろうとした。
企業分割に関する最終決定は、第3・四半期末に開催される見通しの臨時株主総会で行われ、ダイムラー・トラックは2021年末までにフランクフルト証券取引所に上場する可能性がある。
アナリストは、トラック事業はダイムラーの株価押し上げにつながらず、企業分割は合理的、との見方を示している。
バーンスタインのアナリスト、アーント・エリンホースト氏は顧客向けノートで、「全ての株主にとって極めてポジティブだ。これら2つの非常に異なる事業を組み合わせる産業的・文化的な合理性はほとんどない」と述べた。
ダイムラー・トラックのスピンオフでは、ダイムラーの株主に過半数株が分配される。
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