米ギリアド、第4四半期は26％増収　レムデシビルの販売が寄与

［４日　ロイター］ - 米製薬会社ギリアド・サイエンシズが４日発表した２０２０年第４・四半期決算は、売上高が２６％増加し、市場予想を上回った。新型コロナウイルス感染症患者の治療向けに世界的に承認されている抗ウイルス薬「レムデシビル」の販売が寄与した。

レムデシビルの売上高は１９億ドルで、リフィニティブのＩＢＥＳデータによるアナリスト予想（１３億４０００万ドル）を上回った。

同社株は引け後の時間外取引で２．５％上昇した。

全体の売上高は７４億２０００万ドルで、こちらもアナリストの予想平均（７３億３０００万ドル）を上回った。

また、四半期配当を４．４％引き上げた。

２０２１年の自社製品の売上高見通しは２３７億─２５１億ドルとした。アナリスト予想は２４２億７０００万ドル。