- 2021/02/05 掲載
20年家計支出、5.3%減=コロナで下落幅最大
総務省が5日発表した2020年(1~12月)平均の家計調査によると、1世帯(2人以上)当たりの消費支出は27万7926円となり、物価変動の影響を除いた実質で前年比5.3%減少した。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、比較可能な01年以降で最大の落ち込みとなった。
外出自粛が広く呼び掛けられたことに伴い、教養娯楽や交通関係の下落が目立った。国内パック旅行費が6割超、外国パック旅行費は8割超それぞれ減少した。鉄道運賃や航空運賃も大幅減。在宅勤務が広がったことを受け、背広服も4割減となった。
一方、家庭での感染防止策や巣ごもり需要を反映し、ウエットティッシュや除菌グッズを含む項目は3割近く増加した。マスクを含む保健用消耗品は8割程度のプラス。電気代や上下水道料も伸びた。
20年平均と同時発表された12月分の消費支出は31万5007円となり、前年同月比0.6%減少した。
【時事通信社】
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