[ワシントン 4日 ロイター] - 米上院は4日、1兆9000億ドル規模の新型コロナウイルス追加経済対策法案の審議開始に向けた動議を賛成51反対50で可決した。党の路線に沿って共和党議員全員が反対票を投じたことで、同法案を巡り共和党議員の支持を取り付けることは困難となる見通しだ。
同法案の最終採決は週末に実施される可能性があるが、共和党が長期戦に持ち込むことも予想される。
民主党上院トップのシューマー院内総務は「今こそ、米国民に対する大きく、大胆で、強力な支援で前進させる時だ」と言明した。
「特定された民兵組織」が4日に連邦議会への侵入を試みる計画を企ているという情報が3日に伝わったことで、議会周辺には厳戒態勢が敷かれているが、これまでのところデモ隊などの姿は確認されていない。