- 2021/03/09 掲載
テルモ、7回接種の注射器開発=コロナワクチン用、2回分多く
医療機器大手のテルモが米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンを1瓶から7回分接種できる注射器を開発したことが9日、分かった。甲府工場(山梨県昭和町)で今月末に生産を始め、順次出荷する。一般的な注射器より2回多く採取でき、効率的なワクチン接種につながりそうだ。
厚生労働省から5日に製造・販売承認を受けた。ワクチン確保が課題となる中、通常の1瓶5回の採取では残って廃棄される分を無駄にしないメリットがある。
テルモは、皮下注射を想定して2009年に開発した注射器を改良。針を約3ミリ長くして筋肉に届きやすくした。薬剤が注射器に残りにくい特長があるという。21年度に2000万本の製造を計画している。
【時事通信社】 〔写真説明〕テルモが開発し、新型コロナウイルスワクチンを1瓶当たり7回接種できる注射器(同社提供)
PR
PR
PR