- 2021/03/10 掲載
スイスフラン安を歓迎、政策変更は時期尚早─中銀副総裁=国内紙
新型コロナウイルス危機を背景とする安全資産への資金流入が落ち着き、ワクチン接種が進み世界経済への楽観論が回復する中、フランは今年に入ってから対ユーロで約3%下落している。
同紙によると、ツアブリュック副総裁は「ここ数週間の進展、フランの下落は歓迎であり喜ばしい」と指摘。「世界経済に対する見通しが改善したため、危機時には常に安全資産と見なされるフランへの需要は減少している」と述べた。
一方で、現在のマイナス金利政策やフラン高是正に向けた為替介入の路線を変えない方針を表明。25日の金融政策決定会合では世界で最低水準となっている現在の政策金利(マイナス0.75%)を維持することを示唆した。
副総裁は、世界的に長期金利がこのところ上昇しているとしつつ、大きな不透明感が残っており、金利の転換について語るのは時期尚早だと付け加えた。
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