- 2021/03/12 掲載
カナダ中銀が早期利上げ示唆、コロナ流行期の貯蓄の動向次第で
副総裁によると、国民の2020年の平均消費額は4000カナダドル未満であり、緊急支援に伴う世帯収入の増加と相まって、過剰貯蓄が1800億カナダドル(1436億米ドル)に達する。
飲食店業界向けの演説で「国民がこの貯蓄で何をするかについては、不透明感が大きい。これらの貯蓄は経済の軌道に大きく影響するのに十分大きな規模であるため、この貯蓄の動向は重要だ」と指摘。「国民がわれわれの予想を上回って消費するならば、消費と雇用の回復を強めることになる」と述べた。
中銀はこれまで、経済のスラック(需給の緩み)が吸収されるまで金利を据え置く姿勢を示している。今年1月時点の見通しでは、スラックは2023年のどこかの時点まで吸収されないとみられている。
副総裁は、4月にこれらの見通しを更新するとした。
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