- 2021/03/23 掲載
三菱商事、NTTが新会社=DXで食品流通効率化
三菱商事とNTTは23日、食品流通分野でデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する共同出資会社を設立すると発表した。三菱商事子会社のローソンや三菱食品と連携し、過去の出荷量データなどを基に人工知能(AI)で需要を予測。最適な発注で在庫や食品ロスの削減につなげる。
新会社「インダストリー・ワン」は、三菱商事が51%、NTTが49%を出資し、2021年度中に設立する。両社は19年に業務提携し、AIによる需要予測システムの確立を進めてきた。その結果、欠品を減らしつつ、在庫を最大4割削減することに成功。新会社での本格展開を決めた。
今後は、三菱食品の約50カ所の物流センターに予測システムを順次導入する。将来的には食品以外でも同様のサービスの提供を目指しており、三菱商事は同日、富士通や東芝テックなど他の企業との協業も発表した。
【時事通信社】
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