- 2021/04/02 掲載
CS、グリーンシル関連損失の大半を回収へ 投資家への返還も拡大
クレディ・スイスは先月、グリーンシル関連のサプライチェーン・ファイナンス(SCF)ファンドを閉鎖。同ファンドは約100億ドル規模で、グリーンシルの債務が大半を占める。
3月29日時点で、約31億ドルが投資家に返還され、ファンドに残っている現金は15億ドルという。
クレディ・スイスは同社サイトで「清算手続きを通じグリーンシル関連ファンドへの投資の大部分を回収する見通しで、必要に応じ、法的措置を含む他の措置を講じるためのリソースを有している」とし、「投資家への資金返還を加速させるため、引き続き他の選択肢を模索してく」とした。
クレディ・スイスはグリーンシル問題に絡む損失の規模は明確にしていないものの、利益に大幅な影響が及ぶ可能性があるとの見通しを示している。
同社は、米投資会社アルケゴス・キャピタル・マネジメントの損失問題でも、エクスポージャーの縮小で出遅れ、関係筋はクレディ・スイスの損失が50億ドルに達する可能性があると指摘している。
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