- 2021/04/26 掲載
午前の日経平均は小反発、材料欠きもみあい
前週末の米国株式市場では、新型コロナウイルスのワクチン接種が進展する中、好調な経済指標の発表を受けて景気回復期待が高まり、主要3指数が反発した。
日経平均もプラスを確保したが、米株高に対する見劣りを意識する声もある。ワクチン接種が欧米に比べて遅れる日本では「正常化に向かいつつある流れは変わらないが、欧米との格差が出ている」(いちよしアセットマネジメントの秋野充成上席執行役員)との指摘が聞かれた。
TOPIXは0.17%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は9910億6700万円だった。東証33業種では、空運や陸運、鉄鋼、パルプ・紙が上昇した一方、医薬品、その他製品、倉庫・運輸関連の下げが目立った。 個別では、エムスリーが一時7%超の下落となった。23日の決算発表で2022年3月期の業績見通しの開示を見送っており、市場では新規の材料に乏しいとの受け止めが聞かれた。一方、ANAホールディングスが堅調。コスト削減が進展し、2021年3月期の連結営業損益見通しを5050億円の赤字から4650億円の赤字に上方修正すると発表したことが好感された。
東証1部の騰落数は、値上がりが1029銘柄、値下がりが1020銘柄、変わらずが138銘柄だった。
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