- 2021/05/06 掲載
FRB支援縮小前に雇用市場の進展必要=クリーブランド連銀総裁
ボストン・エコノミック・クラブでの講演で、今年の失業率は4.5%以下になる可能性があり、国内総生産(GDP)成長率は「6─7%の範囲」になると想定。「私の前向きなベースライン見通しは適切な金融政策に依存しており、個人的な見解では回復の広がりを支援するには当面、非常に緩和的である必要がある」と語った。
また、インフレ圧力や金融安定性を巡るリスクがなければ、雇用関連指標が堅調だったとしてもFRBが対応することはないと指摘。供給を巡る混乱が収まるまで時間がかかるかもしれないが、インフレを圧迫する要因は依然として存在するとし、インフレ圧力によってFRBが望ましいとする道筋をインフレ率が超えてしまうという明確な証拠がない限り、FRBは慎重かつ忍耐強くあるべきとした。
株式市場や住宅用不動産市場に関しては、投資家のリスク選好度の高まりや低金利、良好な経済見通しを背景にバリュエーションが上昇しているとの認識を示した。
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