- 2021/05/06 掲載
前場の日経平均は大幅反発、連休中の海外株高を好感
前日の米国株式市場ではダウ工業株30種が最高値を更新し、S&P総合500種指数が反発した。米市場で景気敏感株が物色された流れで、日本株は、鉄鋼などを中心に200円超高で寄り付いた後も上昇を続けた。
一方、前日の米市場ではハイテク株が多いナスダック総合が4日続落となった。日本株も東京エレクトロンやレーザーテック、TDKといった半導体・電子部品の一角が朝方からマイナス圏で推移し、指数の重しとなった。ただ、ハイテク各社は決算で好業績を示しており、売り一巡後は持ち直しの動きも出た。東京エレクトロンは前引けにかけ、プラスに転換した。
市場では「業績の好調ぶりを反映しない銘柄がある一方、業績の良くないところが買われるなど、金融相場の様相が続いている」(内藤証券の田部井美彦リサーチ・ヘッド&チーフ・ストラテジスト)との声が聞かれた。
TOPIXは1.86%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆6836億4400万円と膨らんだ。東証33業種では、鉄鋼、パルプ・紙、海運、非鉄金属などの上昇が目立った。下落したのは空運のみだった。
東証1部の騰落数は、値上がりが1841銘柄、値下がりが306銘柄、変わらずが41銘柄だった。
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