- 2021/05/11 掲載
マリオットの第1四半期、米国不調で収益予想届かず 中国は回復
第1・四半期の調整後利益は33%減の2億9600万ドルで、リフィニティブの市場予想の3億0560万ドルを下回った。
売上高は半減し、23億2000万ドル。市場予想の23億6000万ドルに届かなかった。
売上高の約4分の3を稼ぐ米国とカナダでは、販売可能な1室あたりの収入「RevPAR」が46.3%減少した。決算発表を受けて株価は一時、3.8%下落した。
欧州では、新型コロナ規制が再度導入された影響でRevPARは80%落ち込んだ。一方、グレーターチャイナ(大中華圏)のRevPARは77%近く増加し、唯一RevPARが増加した地域だった。
トニー・カプアーノ最高経営責任者(CEO)は、アナリスト向けの説明で「回復軌道は地域ごとに異なるが、需要の底堅さは中国本土で最も顕著で、稼働率はパンデミック前の水準に戻りつつある」と指摘。一方で「(欧州の)多くの国でのコロナ感染増加や厳格な行動規制導入を受け、この地域のホテルは現在25%が営業を停止している」と明らかにした。
全世界では、95%以上のホテルが営業しているという。
PR
PR
PR