• 2021/05/20 掲載

米FRB、短期金融市場の支援ツール調整巡り議論=議事要旨

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
[19日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は、短期金利の低下が続いた場合、今後数カ月の間に政策金利を目標の範囲内に維持するためのツールの調整が必要になる可能性があることが、19日に公表された4月27─28日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で分かった。

FRBは2019年9月、金融機関の資金不足から短期金利が急上昇したことを受け、短期金融市場への介入を開始した。しかし、ここ数週間、市場では資金余剰が生じている。

こうした状況を背景にリバースレポ取引の規模は19日、2940億ドルと、4月のFOMC開催時の約1000億ドルから増加、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)初期の2020年3月に付けた水準を上回った。

FRBの債券ポートフォリオ管理や金利政策の実施などを担うシステム・オープン・マーケット・アカウント(SOMA)の責任者、ローリー・ローガン氏は、翌日物金利の下押し圧力が続いた場合、FRBは「今後数カ月の間に」金融機関の超過準備に適用する付利金利(IOER)や、翌日物リバースレポ金利の調整を検討する可能性があるとした。

FRBはIOERを0.10%から引き上げるか、現行ゼロとなっているノンバンク向け翌日物リバースレポ金利を調整することで対応する可能性がある。

議事要旨によると、政策当局者らは先月、短期金融市場向け支援を恒久化することの是非についても検討した。

「多くの参加者」は常設のレポファシリティーを導入すれば、予測困難な市場の圧力への自動的な対応手段になり得ると指摘。一方、「数人」の参加者はFRBが必要に応じて直前の通知によりオペを実施することでコストを削減できるとの見解を示した。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます