- 2021/05/24 掲載
GMがサプライヤーとの関係強化、日系3社も改善=年次北米調査
コンサルティング会社プラントモランによる年次の「ワーキング・リレーションズ・インデックス」によると、GMのスコアは20ポイント改善し、289となった。ともに小幅上昇となった上位2社のトヨタ自動車の347ポイント、ホンダの316ポイントに近付いた。( https://bit.ly/3fzOYhF)
この調査はサプライヤーと顧客との信頼やコミュニケーションを測っており、より良い価格決定、サプライヤーの投資意欲や自動車メーカーとの新技術共有意欲につながる指数とみられている。
プラントモランの担当者は「この1年間、業界は厳しい試練を経たが、自動車メーカー6社のうち4社が前向きな結果となったことは多くの点で驚きだった。通常、危機は確立された関係を改善する時期ではない(ためだ)」と指摘した。
GMのグローバル調達部門バイスプレジデント、シルパン・アミン氏は、今回の結果はサプライヤーとの関係強化に向けた自社の取り組みを示していると指摘。発表文で「これは多くの重要な利点を提示している。利点には、サプライヤーによる新技術への投資意欲とともに、GMと供給基盤の双方にとっての業績向上を含んでいる」とした。
米フォード・モーターのスコアは15ポイント低下の249。現在は仏PSAと合併してステランティスとなったフィアット・クライスラー(FCA)は28ポイント低下の170となった。
日産自動車は21ポイント改善の211。
米電気自動車(EV)大手テスラはプラントモランの調査に参加していない。
プラントモランによると、調査は2月半ばから4月半ばにかけて実施。自動車メーカー6社の年間調達のほぼ半分を占めるサプライヤー479社の販売員728人から回答を得た。
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