- 2021/05/25 掲載
前場の日経平均は続伸、米株高を好感 好業績銘柄を物色
前日の米国株式市場では、主要3指数がそろって上昇した。10年債利回りは一時1.60%を下回り約2週間ぶりの低水準を付け、ハイテク株などに買いが入ってナスダック総合は1%超値上がりした。 日経平均は、米株高の流れを受けて続伸して開始。東京エレクトロンやアドバンテストといった半導体関連株などのグロース株が買われ、一時2万8500円台後半に上昇した。足元の水準は急落前のレンジの下限付近でもあり、戻り待ちの売りが厚く伸び悩んだ一方、好決算銘柄を中心とする物色が支えとなり、高値圏でのもみあいが続いた。
日経平均の指数寄与度の大きいファーストリテイリングや東京エレクトロン、ソフトバンクグループ、アドバンテストの4銘柄の上昇が、指数を100円程度押し上げた。しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹運用本部長は、米金利の動向は短期的な波乱要因となり得るため注意が必要とみるが「本格的な引き締めとというわけでもない。押したら買いでいいのではないか」と話した。
TOPIXは0.28%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆0440億7500万円だった。東証33業種では、その他製品、鉄鋼、証券、電気機器などが上昇し、パルプ・紙、繊維、水産・農林などが値下がりした。 ソニーグループや任天堂が上昇した一方、HOYAやホンダはさえなかった。
東証1部の騰落数は、値上がりが840銘柄、値下がりが1242銘柄、変わらずが103銘柄だった。
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