- 2021/05/29 掲載
中国当局、音声メディア大手に香港上場要求=関係筋
シマラヤは、今月にもニューヨークに上場する狙いだったが、最近になって中国のサイバースペース管理局(CAC)などの当局者から、香港に上場するように圧力を受けた。シマラヤには、中国のインターネットサービス大手、騰訊控股(テンセント・ホールディングス)とスマートフォンメーカー、小米科技(シャオミ)、検索サイトの百度(バイドゥ)、ソニー・ミュージックエンタテインメントが出資する。CACと協議中で、今後2週間で上場先を最終的に決めるという。
上海に拠点を置くシマラヤは4月下旬に米国にIPOを申請。関係筋によると、5月上旬から上場前の活動を始めた。約5億ドルを調達する計画だったという。
米中関係が緊迫する中、中国当局は民間のメディアやインターネット事業で思想統制を強めようとしている。
別の関係筋は、米当局がニューヨーク上場の中国企業を監査しやすくなる可能性がある中で、中国当局の懸念が高まっていると話す。利用者や国家のデータに関わる企業は特に監査対象となるという。
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