• 2021/05/29 掲載

米コアPCE価格指数、4月前年比3.1%上昇 92年以来の高い伸び

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。


[ワシントン 28日 ロイター] - 米商務省が28日に発表した4月の個人所得・消費統計は、連邦準備理事会(FRB)が物価の目安として注目する食品・エネルギーを除くコア個人消費支出(PCE)価格指数が前年同月比3.1%上昇し、1992年7月以来の大幅な伸びを記録した。市場予想は2.9%上昇だった。

総合でも前年比3.6%上昇した。

物価はFRBの目標である2%を上回り、経済再開に伴うペントアップ(先送り)需要の高まりを反映した。

コアPCE価格指数は前月比で0.7%上昇。前月の0.4%上昇から加速し、2001年10月以来の高い伸びとなった。市場予想は0.6%上昇。

PNCフィナンシャル・サービシズのシニアマクロエコノミスト、ガス・ファウチャー氏は「多くの商品が非常に力強い需要とサプライチェーン(供給網)の混乱の中で供給不足となっており、一部のサービス価格は消費活動の再開により急激に上昇している」と指摘。「一部の産業では労働力不足も物価上昇の要因となっている。ただ、これらの要因の多くは一過性のものであり、インフレ率は21年後半に鈍化するだろう」と述べた。

米国株は上昇したものの、インフレ圧力の高まりにより上値が抑制された。ドル指数は上昇。米債利回りは低下した。

消費支出(季節調整済み)は前月比0.5%増加し、市場予想と一致。モノが0.6%減となったことで、伸びは前月から鈍化した。●自動車など耐久消費財が0.5%増加する一方、非耐久消費財が1.3%減少した。サービス支出は娯楽、ホテル宿泊、レストランなどが牽引し1.1%増加した。

3月は4.7%増と、当初発表の4.2%増から上方改定された。

物価調整後の個人消費は0.1%減。前月は4.1%拡大していた。

個人所得は前月比13.1%減。3月の20.9%増から落ち込んだ。

消費拡大に伴い、貯蓄率は14.9%と、前月の27.7%から低下。しかし、引き続き高水準にある。

賃金は1%上昇と、伸びは前月から横ばいだった。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます