東芝、監査委員会2人の候補除外「株主の理解難しいと判断」

［東京　１４日　ロイター］ - 東芝の永山治取締役会議長は１４日に会見し、今月の定時株主総会に諮る取締役候補者案から太田順司氏と山内卓氏を除外した理由について、再任は株主の理解を得るのが難しいと判断したことを明らかにした。昨年７月の株主総会を巡り、海外投資家に不当な圧力をかけたと結論付けた外部弁護士による調査報告書の内容を踏まえたという。

太田氏は監査委員会の委員長を、山内氏は委員を務めていた。２人は退任する。

自身が候補者案に残ったことについては、指名委員会委員長として批判を受けていることは「重く受け止めている」とした上で、混乱を収拾し、経営体制を再構築したいなどと説明した。

同じく候補者として残った小林伸行社外取締役については、監査業務の継続性を考慮したと述べた。