豪中銀、来年11月に利上げ開始する見通し＝コモンウェルス銀

［シドニー　２３日　ロイター］ - オーストラリア・コモンウェルス銀行（ＣＢＡ）のエコノミストは、豪準備銀行（ＲＢＡ、中央銀行）が政策引き締めサイクルを前倒しし、２０２２年１１月に利上げを開始するとの予想を示した。これまでは、金利は少なくとも２０２３年半ばまで据え置かれるとみていた。

ＣＢＡで豪経済を担当するガレス・エアード氏は、２３日に公表したリポートで、豪中銀は２０２２年１１月に利上げを開始し、政策金利を現在の０．１％から０．２５％に引き上げると予想しているとした。

ウエストパック銀行も、堅調な内容だった雇用統計を理由に、２０２３年の早い時期の利上げ開始を見込んでいる。

エアード氏は「労働市場のタイト化ペースは驚異的」とし「前例のない財政・金融刺激策が、経済と雇用創出を後押しした」と述べた。