- 2021/06/26 掲載
英インフレ圧力、来年も増大し続ける公算=ハルデーン中銀理事
英中銀は24日まで開いた金融政策委員会で、経済活動の再開に伴いインフレ率が3%を超えるとの見通しを示したものの、中銀の目標水準を超える物価上昇は「一時的」とし、政策金利と資産買い入れ枠を現行水準に維持することを決定。今月退任するハルデーン理事は、国債買い入れ枠の500億ポンドの削減を提案し、反対票を投じた。
ハルデーン氏はマネーウイーク誌に対し「物価上昇は長期にわたり継続する可能性があるため、インフレ率が中銀目標の2%を上回る期間が、現時点での予想より長くなる公算がある」と述べ、インフレが後退し始める時期の見通しについて、他の政策委員と見解が一致しなかったと明らかにした。
その上で、企業の投入コストのほか、賃金も上昇していると指摘。「来年は物価圧力は後退せず、むしろ増大する可能性がある」と述べた。
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