- 2021/06/30 掲載
中国EVの小鵬汽車、香港重複上場で18億ドル調達へ=関係筋
小鵬は、投資家に提示した仮条件についてコメントを控えた。
目論見書によると、同社は、株式総数の5%に相当する8500万株を売却した。さらに1275万株を売却するオーバーアロットメントオプションがあり、行使されると追加調達額は2億7000万ドルとなる。
米ニューヨーク市場に上場する小鵬の米国預託証券(ADR)の29日終値は約1%安の44.32ドルだった。香港上場に関するタームシートによると、1ADRは香港に上場する普通株2株に相当する。
同社は、ニューヨーク市場に上場して2年未満であることから、デュアルプライマリー上場を選択した。香港の規則では、セカンダリー上場するには他の適格な取引所で少なくとも2会計年度にわたって規制に準拠していることが必要となる。
デュアルプライマリー上場により、中国本土と香港の市場を結ぶ株式相互取引制度を通じた中国の適格投資家による投資が可能になる。
小鵬は主に中国国内が販売先で、米テスラや上海蔚来汽車(NIO)と競合している。
個人投資家向けの株式売却価格は上限が1株当たり180香港ドル(23.19米ドル)に設定された。
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