- 2025/08/13 掲載
ヤバすぎ…AIでWebの「調べもの」が激変、フリーランサーの仕事がマジで消えた
バークリー音大提携校で2年間ジャズ/音楽理論を学ぶ。その後、通訳・翻訳者を経て24歳で大学入学。学部では国際関係、修士では英大学院で経済・政治・哲学を専攻。国内コンサルティング会社、シンガポールの日系通信社を経てLivit参画。興味分野は、メディアテクノロジーの進化と社会変化。2014〜15年頃テックメディアの立ち上げにあたり、ドローンの可能性を模索。ドローンレース・ドバイ世界大会に選手として出場。現在、音楽制作ソフト、3Dソフト、ゲームエンジンを活用した「リアルタイム・プロダクション」の実験的取り組みでVRコンテンツを制作、英語圏の視聴者向けに配信。YouTubeではVR動画単体で再生150万回以上を達成。最近購入したSony a7s3を活用した映像制作も実施中。
http://livit.media/

生成AIでヤバいぐらい変化したWebでの「調べもの」
生成AIの台頭により、いわゆるWebでの「調べもの」が大きく変化し、さまざまなサイトのトラフィックが大きく変化している。まず最も顕著な急増をしたのが、コーディングアシスタントツールへのアクセスだ。SimilarWebが2025年5月9日に発表したグローバル分析によると、AIを活用したコーディングおよび開発者向けツールへのトラフィックは、前年同期比で約75%の成長を記録したことが明らかになった。
同調査では、特に新興プレイヤーの爆発的な成長ぶりが目立つ。
比較的新しいAIコーディングアシスタントであるLovableは、前年同期比で1万7600%という驚異的な成長率を記録。これは実質的に前年の約177倍のアクセス数を意味しており、新興AIツールの爆発的な関心の高まりを象徴する数字となる。また、CursorやWindsurfも月次ベースで着実な成長を維持している。

こうした急激な変化の背景には、開発者コミュニティの積極的な受け入れがある。GitHubの調査では、米国の開発者の92%がすでに何らかのAI搭載コーディングツールを業務で活用しており、70%がこれらのツールによって職場での優位性を獲得していると回答。定型的なコード生成、テストの作成、バグの発見といった、これまで時間を要していた作業が大幅に効率化しているという。
このトレンドは既存Webサイトにも大きな変化をもたらしている。プログラマー向けQ&Aフォーラムとして長年親しまれてきたStack Overflowでは、ChatGPTの人気急上昇と時期を同じくして、月間トラフィックが14%減少する事態が発生した。多くの開発者がフォーラムに投稿する前にAIエージェントに質問するようになったためだ。Stack Overflow自身も、ChatGPTの関心急増によってトラフィックに影響が生じていることを認めている。 【次ページ】アクセスが急減したDeepSeekとGrokの事例
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