• 2021/07/08 掲載

トルコ、国営銀行への資本注入を検討=関係筋

ロイター

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[イスタンブール 8日 ロイター] - トルコ当局は国営銀行が不良債権を処理し貸し出しを増やせるよう資本注入を検討している。政府高官と銀行幹部が明らかにした。

民間銀行が貸し出しに慎重となる中で国営銀行は昨年、融資を約2倍に増やし経済の力強い回復を支援した。6人の関係者によると、建設会社などの先送りされていた需要に応えるため、国有銀行が今年から来年にかけて再び貸し出しを増やすことを当局は望んでいる。

しかし銀行の資本は減少している上に、今後は貸倒引当の積み増しが必要になる。

関係筋は、国営銀行は昨年大規模なプロジェクトへの融資を行ったとし「資源を過剰に費やしたため、支援を受けて資本を強化する必要がある」と指摘した。

政府や銀行の関係者によれば、資本注入に関する最終決定はしておらず、「ステージ2」に分類される未返済の融資や不良債権の処理についても決まっていない。関係者2人はこれらの資産を受け皿機関(バッドバンク)に移すのが依然として有力な選択肢と明らかにした。

政府系ファンド、トルコ・ウェルス・ファンド(TWF)の関係者は銀行の自己資本比率について「現在良好な水準にある」との見方を示し「必要に応じていつでも支援する用意がある」と語った。

トルコの銀行調整監視機構(BDDK)は昨年導入した不良債権処理の猶予期間を9月30日まで延長した。それ以降はステージ2の融資は不良債権に分類しなければならなくなる。

銀行関係者らは国営銀行の貸倒引当率が相対的に低いことを踏まえると、この期限のために資本注入の緊急性が高まったと語った。

別の銀行筋は「猶予期間が再延長されなければ、銀行は貸し倒れ引当金の大幅な増加に直面する可能性がある」との見方を示した。

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