- 2021/07/08 掲載
中外薬、ワクチン1600回分廃棄=職域接種で電源緩む
中外製薬は8日、新型コロナウイルスワクチンの職域接種で、冷凍庫の温度上昇によりワクチン1600回分を廃棄すると発表した。電源アダプターの接続部が緩み、通電していなかったため。ワクチンは米モデルナ製で、同社は1万2200回分を申請している。
6日午前11時半ごろ、本社の接種会場で担当者が温度の異常に気付いたという。冷凍庫の電源が抜けてワクチンを廃棄する問題は、自治体の集団接種などでも頻発している。
同社は「ヘルスケア産業の一員である弊社が管理体制の不備により、貴重なワクチンを廃棄する事態に至ったことは、社会の信頼を裏切るものとして重く受け止めている」と陳謝した。
【時事通信社】
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