- 2021/09/14 掲載
JTB、本社ビル売却=コロナ禍、財務安定化へ
旅行大手JTB(東京)が、所有する東京都品川区の本社ビルなどを売却したことが14日、分かった。売却額は数百億円とみられる。新型コロナウイルス感染拡大で旅行需要が低迷する中、財務基盤の安定化を目指す。売却後も入居は続ける。
JTBは品川の本社に2001年に移転した。今回、本社ビルに加えて大阪市のビルも売却。需要回復期やコロナ禍の収束を見据えた成長投資などに充てる。
コロナ禍が長期化する中、みずほ銀行や三菱UFJ銀行など取引銀行を引受先とする優先株を発行し、300億円を調達する予定。JTBは21年3月期の連結純損益が過去最大の1051億円の赤字に陥った。
旅行大手ではエイチ・アイ・エス(HIS)も東京都港区のビルに入る本社オフィスを売却している。
【時事通信社】 〔写真説明〕売却が明らかになったJTB本社ビル=東京都品川区
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